死刑制度について

ちょっと重いテーマだが、一言書いておきたい。昨年来、鳩山邦夫法務大臣のベルトコンベアーとか乱数票発言が物議を醸したが、その後、国会の会期中に昨年末3名の執行に続き、今年2月になってから3名の執行を行い、いずれも死刑囚の氏名を公表した。凶悪事件が相次ぎ、厳罰化の流れがある中で、世論が死刑制度を支持しているという。この鳩山発言は少々不適切な言い回しだが、非常に重要な問題提起であると思う。

大臣の宗教観や哲学といった情緒的な判断で法を運用することのほうが問題である。杉浦正健元法相が、「(執行命令書に)判を押さない」として結局、執行しなかったことのほうがむしろ問題視されるべきではないか?
死刑は人命を奪う究極の刑罰であるが、法治国家である以上、それを粛々と行うことが必要ではないか?検察官が死刑を求刑し、裁判官が死刑判決を書くが、主観は挟まないだろう。刑務官が執行命令を拒否する(できる)であろうか?
そもそも、この大臣は、バンバン判を押して、あの大臣は押さなかったという議論そのものがおかしい。鳩山氏が人殺しで、杉浦氏が人道派というようなことではいけない。

死刑廃止議連(亀井静香会長)が今国会で、重無期刑(終身刑)の創設と4年間の死刑執行停止法案を提出するという。
また、来年、国民が参加する裁判員制度がスタートする。マスコミや世論に誘導されるようなことがないか危惧をする。
昨年、鹿児島の選挙違反事件、富山の強姦事件で冤罪となった。「死刑」という究極の刑罰でそのようなことがあっては決してならない。

これまで死刑制度については、タブーとされてきたが、存廃を含め、日本の刑事政策について国会の場で議論する必用があろう。
(うーん、やっぱり重い。立法府の議員でないので、賛否については敢えていいませんが、議論の行方を見守りたいと思います)


更新日2月11日



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