新テロ対策特措法成立

今国会の最大テーマである新テロ対策の特措法が成立した。参議院で否決され、衆議院の2/3による再議決での成立である。
それにしても、安倍総理が退陣し、職を賭してとまでいった懸案であったが、国益上、国際社会の責任を果す上でも大変意義がある。そもそも、イラク戦争以後、テロに対して毅然とした態度で臨むという国際社会のコンセンサスであったし、日本の自衛隊の活動は、高い評価があった。くしくも防衛省の「省」昇格から1年。自衛隊の国際貢献ということが本隊任務に加わったことから、当然のことであろう。
それにしても、民主党の安全保障に関する党内の考えがバラバラであることが浮き彫りとなった。二大政党として本当に政権担当能力があるのか?と言いたい。これまで反対といってきた小沢代表自らが本会議の採決を棄権、造反者もあった。衆議院の再可決は、与党の横暴などというが、これではだだっこの子どものケンカではないか?
小沢代表の国連中心主義というのは、ある意味正論で正しいと思うが、現実として国連がそれだけの機能を果しているとはいえない。学者や法律家であれば、原則論で言えばいいが、政治というのは現実に即して、政治判断、対処していかなくてはならない。何も無原則にといっているのではない。だからこそ特措法にせよ、法的根拠をつくっているのではないか?実際、安保理の中で、中国やロシアが日本の安全を守ってくれるであろうか?日本国民の生命や安全を本当に守ってくれるのは、誰がなんと言おうが、国連でも安保理でもなければ、日本政府が責任を持って自国の安全を守らなければならないのである。
防衛省を巡る一連のスキャンダルが問題になっているが、この問題は、それと同次元で論ずるものでもない。また戦争するためというのは、全くの無知である。一言でいえば、政治の最大使命は、「安全保障」である。

余談だが、先月、小牧基地でイラク復興支援部隊の帰国報告会にイラク先遣隊ヒゲの隊長として知られる佐藤正久参議院議員と共に参加した。部隊長の挨拶の中で、「任務の志半ばで帰国した。またいつでもイラクへ行く覚悟がある」という言葉が非常に印象的だった。この報告会に民主党の国会議員2名が参加した。法案に反対しておきながら、一体どういうつもりで参加しているのか?神経を疑いたくなる。また、小牧市議会の民主党の若手議員が、キャーキャー言いながら、タレントの追っかけのように佐藤議員と握手して記念写真を撮る姿を見て、あまりのお粗末さに愕然とした。


更新日1月12日



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