ブーメラン現象って何?

もっとまともな政治をしてほしい。事務所費問題に端を発したが、柳沢大臣 の発言で国会が空転し、言葉尻を捉えたような幼稚なケンカというかスキャ ンダルの応酬合戦が続いている。あきれて論評にもならないが、今年度予算 や年金、教育など政治問題が山積している。
そもそも、事務所費問題であるが、佐田行革大臣や角田参院副議長のケースは 不適切な会計処理が行なわれていた為辞任に追い込まれたが、事務所費が多い からというだけでは法的になんら問題はない。現行の政治資金規正法では、経 常経費(事務所費)は、領収書の添付も義務付けられてないし、人件費やその 他事務所維持にかかる経費が認められているので、個々金額の差もある。また、 一部、不動産購入が問題と指摘されているが資産として報告すれば法的に問題 ないであろう。庶民感覚とかけ離れているといって主観的ものの見方でマスコ ミが煽るのは極めて危険である。透明性を高める必用があるのであれば、政治 資金規正法を改正すればいいだけの話である。

柳沢発言については、確かに不適切であるが、国会を審議拒否して、こぞって 地方の選挙の争点に摩り替えようとした姑息な作戦であるといえる。あくまで も柳沢氏個人の資質の問題であって、政策論争には程遠い。それが選挙の勝敗 によって、柳沢氏は結局、大臣の椅子にしがみつき、野党は一転国会審議に応じ るというのでは大義がない。国会を開催するのに一日2億円の税金が使われて いるが、もっとまともな話し合いをしてもらいたいものだ。その後、揚足をと るような刺しあいで、菅氏の発言も問題となったが、余りにお粗末な喜劇である。

民主党は、年金未納問題やメール問題、今回の政治資金や柳沢発言でもスキャ ンダルを仕掛けそれが自らに返ってくるというブーメラン現象というそうだが 墓穴を掘っている。与党に対して反対ありきだが、イデオロギー的な対立軸で ないため結局反対なのか賛成なのか何を言っているのかよく分からない。党内 も考えがバラバラでまとまっていない。「政権交代」だけをスローガンに具体 的展望が見えないようでは、半永久的に政権は取れないだろう。

今回の愛知県知事選挙も、大激戦の末、神田知事に軍配が上がったが、これま での2期8年の実績が評価されたものと思う。有権者に選択肢を与え、地方も二 大政党の流れができたことは良いが、民主党の敗因は、パフォーマンスだけで、 相手の粗探しに終始し、明確な争点を見出せずに終わってしまったのではない か?マニフェストを軸に、政策議論をぶつけ合うことが必用である。

余談だが、弁護士法違反で有罪となった西村衆議院議員や女性に対する暴力事件 (はっきりいって柳沢発言よりも重罪)を起こした木俣参議院議員が、離党した ものの未だにバッチにしがみついているようでは、説明がつかない。重箱の隅を つついたような全く味噌くそな話である。

更新日2月10日



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